今週の注目トピックは、
Circle、USDCガバナンスの根本的な変更を発表
Prime Trustのウォレット管理が明らかに
マイナー「Genesis Digital Assets (GDA)」、スウェーデンでの新たなマイニング施設落成を発表
Coin Center、米上院財務委員長に税制の明確化を求めるレターを送付
米司法省、Tornado Cash創設者らをマネロンと制裁違反で起訴
米財務省とIRS、デジタルアセット取引プラットフォームなどに対しデジタルアセットの処分について受取人明細書提出を義務付け
Section1: Technology
1.1. Bitcoin
1.1.1. L1
●古いバックアップ状態に対するFraud Proofについて|Bitcoin Optech Newsletter #265
https://bitcoinops.org/ja/newsletters/2023/08/23/
●Luke-Jr氏がdrivechainに中立的な立場で携わっているとのこと
https://twitter.com/Truthcoin/status/1693803422091272675
●8/24-8/25で開催されたSURFIN'BITCOINの動画リンク
https://www.youtube.com/@surfinbitcoin/streams
●Baltic Honeybadger(9/2-9/3、リガ)のアジェンダが公開
https://baltichoneybadger.com/agenda
●Witness Discountについての図解スレ
https://twitter.com/BTCillustrated/status/1694709758220206155?s=20
●ChainのReorgについての図解スレ
https://twitter.com/BTCillustrated/status/1693978589740347578?s=20
●Bitcoinを用いたデータアンカリングに関するリソースリンク集
https://www.lopp.net/bitcoin-information/data-anchor.html
1.1.2. L2:Lightning Network
●Core LightningにSplicingが導入
https://bitcoinmagazine.com/business/blockstreams-core-lightning-integrates-splicing-feature
●Lightning Networkの上のピア間でアトミックなトラストレストランザクションを作成するHTLC(Hash Time-Lock Contract)に関する図解スレ
https://twitter.com/TorqLN/status/1693335249927749869
●Lightningプロトコルを使用したインターネット決済向けエンタープライズ対応ソリューションにおける課題
Lightningノードの運用は技術的に複雑
ノードのメンテナンスには時間がかかる
チャネルの再バランスは難しい
流動性の管理は資本効率面で重要
https://www.lightspark.com/learn/lightspark-insights/charging-up-the-lightning-network
1.2. Ethereum
●(特になし)
1.3. 他チェーン・要素技術
●破綻したPrime Trust、レガシーウォレットにおいて3of6マルチシグウォレットとして設定され、取引に署名できる者は、ハンドヘルドの Trezor/ Ledgerを物理的に所有している者とされていたとのこと
2018年3月、同社はETH・BTC・ERC20準拠の暗号通貨を含む暗号通貨資産を維持する目的で、コールドストレージ・ウォレットを作成した。
そのうちの1つは、合計6人の署名者を持つ「マルチシグ」ウォレットとして設定され、そのうち3人の署名者がアクセスし、取引を実行する必要があった。
このウォレットを設定し、取引を「署名」(すなわち承認)できる者は、ハンドヘルドの Trezor または Ledger ハードウェアデバイス(以下「ハードウェアデバイス」)を物理的に所有している必要があるとしていた。
https://storage.courtlistener.com/recap/gov.uscourts.deb.190581/gov.uscourts.deb.190581.14.0.pdf
Section2: Business
2.1. アダプショントピック
2.1.1. ペイメント
●ライトニング支払いでeSIMが購入可能に / テザー社、RGBの戦略的移行に着手|Diamond Hands Magazine Vol.102
2.1.2. 投資
●日本の暗号資産/仮想通貨の取引高シェアとビットコインの意外な強さの謎〜 なぜ日本ではビットコインの取引高シェアが高いのに、盛り上がっているのはWeb3なのか?|Diamond Hands Magazine 💎ビットコイン&ライトニングニュース
●ビットコイン価格下落の理由/CBDCとビットコイン/マルチシグの落とし穴|Diamond Hands Magazine Vol.103
2.1.3. マイニング
●マイナーの「Genesis Digital Assets (GDA)」、スウェーデン北部での新たなマイニング施設落成を発表。
水力発電所の近くに位置し、この再生可能エネルギーをマイニングに活用することを目指している
●AML/KYCから解放されたBTCを取得するためのプライバシーを保護するオプションでもあるマイニングに関するリソースリスト
https://www.lopp.net/bitcoin-information/mining.html
2.1.4. Stablecoin
●Circle、USDCガバナンスの根本的な変更を発表。
CircleとCoinbaseのみがメンバーであったCentreコンソーシアムを解散し、Circle単独ガバナンスに
CoinbaseはCircleへの投資でStablecoinサポートを強化へ
9月〜10月にかけて6つの新しいブロックチェーンでUSDCをローンチ
https://www.circle.com/blog/ushering-in-the-next-chapter-for-usdc
2.2. 中銀デジタル通貨
●オーストラリア準備銀行(RBA)、CBDCパイロット運用結果を発表
Section3: Regulation
3.1. 米国
●Coin Center、米上院財務委員長に税制の明確化を求めるレターを送付。
キャピタルゲイン課税の最小限の免除がなければ、暗号通貨利用者は代金を支払うたびに課税対象となる可能性があり、日常的な決済やマイクロペイメントの用途とする上で複雑にすぎると指摘。
また、「新しい価値が創造された瞬間に納税義務を適用することは、極めて困難な会計処理を生み、国民に過大な税金を課すことになる」として、マイニングやステーキングから得られる報酬は、それが作成された時点で所得として課税されるべきではない、と主張している。
●米財務省と内国歳入庁(IRS)、デジタルアセット取引プラットフォーム・デジタルアセット支払プロセッサー及び特定のデジタルアセットホスティングウォレットを含むブローカーに対し、特定の売買又は交換取引において顧客向けに行われたデジタルアセットの処分について、情報申告を行い、受取人明細書を提出することを義務付け。
顧客のために行われた正確な売却と交換を文書化必要に。
ブローカーが新たにフォーム1099-DAを作成した上で、利用者が納税義務を決定するのを支援する規定も盛り込まれている。
ブローカーは2026年からデジタル資産の販売と交換の詳細を共有開始することも期待されている。
Blockchain Associationは、「デジタル資産で取引する参加者が確実に税金を納めることは非常に重要であり、この規則が正しく運用されれば、日常的に暗号を使用しているユーザーに、税法を正確に遵守するために必要な情報を提供することができる」とするコメントを発表している。
●米司法省、Tornado Cash創設者らをマネロンと制裁違反で起訴
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