Bitcoin・クリプト・web3をめぐる今週のニューストピックを、①テクノロジー・②ビジネス・③規制まわり、で振り返る。
今週の注目トピックは、
Bitcoin半減期まで100日を切る
米SECのX/Twitterアカウントがハッキング
米SEC、スポットBitcoin上場商品(ETP)株式の上場と取引を承認
RobinhoodでスポットBitcoin ETFの提供開始
Circle、IPO案に関する登録届出書草案を極秘に提出
ホンジュラスの経済特区でBitcoinを商業・税務・金融取引へ使用可能に
Section1: Technology
1.1. Bitcoin
1.1.1. L1
●Bitcoin半減期まで100日を切る
https://www.bitcoinblockhalf.com/
●Bitcoin半減期について、これまで過去3回の実績および今後の予定リスト
https://www.coingecko.com/en/coins/bitcoin/bitcoin-halving
●Luke Dashjrが提案したPR 28408(mempoolポリシーを更新して、埋め込むことができるデータ量を制限するもの)について、「膠着状態」として議論終了
●HD Wallet (BIP-32) の図解
https://x.com/BTCillustrated/status/1745799551728971998?s=20
●少量データのタイムスタンプとしてのBitcoinアンカリングリソースリスト
https://www.lopp.net/bitcoin-information/data-anchor.html
●ビットコイン初心者向けの導入サイト「知っとこ!ビットコイン図鑑」をβ公開
https://bitcoin-zukan.com/
●Lightning, Liquid, USDt対応のAqua Wallet/サトシ・ナカモトに26.9 BTC/米1万ドル以上の暗号資産取引報告義務|Diamond Hands Magazine Vol.129
1.1.2. L2:Lightning Network
●Bitcoin Optech Newsletter #284|LNアンカーとv3トランザクションリレー提案についての議論
https://bitcoinops.org/ja/newsletters/2024/01/10/
●LightningのUXを巡る課題として、チャネル流動性やオフラインでの受取などをあげている
https://stacker.news/items/379225
Section2: Business
2.1. アダプショントピック
2.1.1. 投資
●RobinhoodでスポットBitcoin ETFの提供開始
https://newsroom.aboutrobinhood.com/robinhood-adds-new-spot-bitcoin-etfs/
2.1.2. マイニング
●Cygnos、「Cygnos Bitcoin Mining」 サービスを開始
https://mining.cygnos.capital/20240108
2.1.3. Stablecoin
●Circle、IPO案に関する登録届出書(Form S-1)草案を極秘に提出したと発表
2.2. 金融機関のデジタルアセットサービス
●BitMEX Research による暗号通貨関連ETPリスト(手数料やAuMなど)
https://x.com/BitMEXResearch/status/1744350940205842872?s=20
●BitcoinスポットETFの申請について、各社が相次いでSECに最新のS-1を提出
●BlackRockのCEO、CNBCとのインタビューで「Bitcoinは、何千年にもわたって金が代表してきたものと何ら変わりがなく、あなたを守ってくれるアセットクラスである」とのコメント
2.3. 中銀デジタル通貨
●動き出すデジタル円、日銀は準備着々 未来の通貨視野に:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB250UD0V21C23A2000000/
Section3: Regulation
3.1. 米国
●米SEC委員長、暗号通貨投資について、事業者が証券法を遵守してない可能性などを挙げ、ネズミ講やマルチ商法といった詐欺が後を絶たないとして、重大なリスクがある旨を改めて警告
https://x.com/GaryGensler/status/1744383653008839126?s=20
●米CFTC、DeFiについてのレポートで「AML/CFT 保護がないために DeFi が悪用され続けている」とし、「マネロン防止およびデジタルアイデンティティに適用される具体的な行動を推奨する」と指摘
https://www.cftc.gov/PressRoom/SpeechesTestimony/romerostatement010824b
●米SECのX/Twitterアカウントがハッキングされ、Bitcoin ETFをめぐって不正な投稿が行われた
https://x.com/SECGov/status/1744837121406349714?s=20
●米SEC、スポットBitcoin上場商品(ETP)株式の上場と取引を承認。米SECによるBitcoin ETP承認文書
https://www.sec.gov/files/rules/sro/nysearca/2024/34-99306.pdf
●米SEC委員長のコメント。Bitcoinという非証券商品を保有するETPに限定されたものであり、暗号資産の大部分は投資契約であり、連邦証券法の対象となる旨を添えている
https://www.sec.gov/news/statement/gensler-statement-spot-bitcoin-011023
●米SECコミッショナーHester M. Peirce氏のコメント
https://www.sec.gov/news/statement/peirce-statement-spot-bitcoin-011023
●1月9日に発生した米SECのX/Twitterアカウントへの不正アクセスに関するSEC委員長からの声明。現時点では、SECのシステム、データ、デバイス他のソーシャルメディアアカウントにアクセスしたという証拠はないとしている
https://www.sec.gov/news/statement/gensler-x-account
3.2. 欧州
●欧州ECBによる「金融分野におけるDAOの未来」ペーパー
「DAOの法的特徴は、DAO自体が実際にどのように設立されるか、および裁判所の判決に応じて適用されるかどうかに応じて国内法に依存する」とし、「EUのMiCA規制などの枠組みの確立により、DAOは法的地位、ガバナンス、運営モデルの再考を強いられる可能性がある」と述べている。
3.3. アジア太平洋ほか
●ホンジュラスの経済特区でBitcoinを商業・税務・金融取引へ使用可能に
ホンジュラスのロアタン島にある経済特別区Prósperaは、法定通貨としてBitcoinを会計単位として正式に認めた。
雇用・経済開発Prosperaゾーン(ZEDE)のJorge Colindres氏の発表によれば、「この地域で活動する個人や企業により多くの経済的自由を提供すること」に動機があるという。
さまざまな商品やサービスの市場価値を測定するための通貨単位としてBitcoinを利用できる。
関連する課税期間の30日以内にProsperaの税務委員会に通知を提出する必要があるとのこと。
ただし、技術的な制約で「最終BTC納税手続き」を実施することはできないとしている。
https://twitter.com/BTC_Archive/status/1743987872682705180
https://pzgps.hn/recent-publications/
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